ホームステイ先でのトラブル
「えっ!英語を話さないの!?」
アメリカでホームステイ先での話です。
心をはずませて行ったアメリカのホームスティ先のホストファミリーが、何と移民の家族だったらしく、英語のレベルがゲストの日本人と変わりかったのです。
移民とは言っても、すでにアメリカ人に変わりはありません。
留学をコーディネイトするエージェントが、どこまでホストファミリーのことを確認できるか分かりません。
ただ、事前に確認できる事柄には、何かと制限があることは容易に想像がつきます。
就職応募の際に提出する履歴書には、性別、年齢、人種を書き入れる欄がないということを聞いたことがあります。
人種差別や男女差別等が法的に禁じられているため、それらを記入させること自体が差別になるからだという話でした。
そうなると、移民とはいってもアメリカ国籍になっていればアメリカ人ですから、もし、ホストファミリーが移民であるという情報を漏らしたら、それが差別に当たる可能性も考えられます。
(これは私の個人的な考えです) アメリカでは、ホストファミリーになることで月に数万円の収入になります。
しかし、その中にはゲストに出す食事代も含まれており、中には食事代を最小限に抑えるために、まともな食事を出さない家庭もあるというトラブルも聞きました。
単に、アメリカの家庭料理が口に合わないという話もありましたが。
まあ、これはトラブルというよりも、文化の違いですから、それも学習として我慢しなければならない点もあるわけです。
不景気になると、少しでも副収入を求めてホストファミリーになりたがる家族が増えるかもしれません。
ホームスティでゲストとして生活することは、ホテルに泊まるわけではなく、共同生活をすることです。
お金を払う側は客、といったような感覚で行くと、不満ばかりがつのるかもしれません。
先方の生活レベルや、生活環境をよく理解しようと努力して、何かを学び取ろうという姿勢で生活すれば、ひとつひとつが生きた学習になると思います。