アメリカでの就職面接の話
アメリカでは(州法かもしれません)人種差別を排除するために、アフリカ系アメリカ人(黒人)などの有色人種を一定の割合で採用しなければなりません。
アメリカ人の友人から聞いた、就職面接でのあり得ない話。
ある会社で白人の採用が定員をオーバーしたためめに、有色人種の採用をする必要がありました。
そして、面接者の中から黒人一人を採用したのです。
ちなみに、履歴書には人種、年齢、性別を記入る欄がありません。
差別をなくすために聞いてはいけないらしいのです。
さて、その採用された黒人、実は後から白人だということが判明したのです。
「えっ?」と思いますよね。
実は、面接のとき、髪の毛を染めて顔には靴墨を塗っていたらしいのです。
しかし、会社側としては不採用にすることもできないというのです。
なぜなら、仮に不採用にすれば白人だから不採用にしたということで、これまた人種差別になってしまうからです。
なるほど、その白人も考えたものです。
それにしても、雇われも雇う側も、色々と苦労があるのですね。