英語の学習方法は人によって違って当然
10人いれば、10人勉強方法は異なって良いと思います。
というより、異なって当然と言ったほうがよいでしょうか。
それは、単に一日の中で英語の勉強に費やする時間の違い、また、環境の違いだけでなく、各個人の性格と英語に取り組む姿勢の違いが関係してくるからです。
私自身、色々と勉強方法を試してきたと同時に、講師として延べ300人くらいの社会人の生徒さん達と接してきました。
その中で、一番強く感じるのは英語力が短期間で上達する人とそうでない人の違いは、方法以前の問題、つまり取り組む姿勢の強さであるということです。
そして、生徒さんの10人中、8,9人は趣味的に教室に通っている人なのです。
ですから、自ら進んで家で復習や予習をしてくる人は全体の1,2割程度ということです。
私自身、英語の勉強を始めてから5,6年は自宅で勉強した記憶がありません。超怠けものでした。
教える立場の私としては、勉強の方法論を教えると同時に、勉強する気持になるよう、励ましてあげることが必要だったのです。
下記は、私が英会話教室を運営していた当時、短期上達を目的としたメソッドです。この時は、本当の驚くほどの上達した生徒さん達がたくさんいました。
英語で3分スピーチの驚くほど効果のでるメソッド
英語で3分スピーチを行う。
日々の出来事、考え、何でも良いから3分以内で話せることを英文にする。
初めのうちは、当然自己紹介で終わってしまうため、せいぜい1分くらいしか話せない。
書いた英文をバイリンガル、もしくはネイティブ講師に手直ししてもらい、文法的なことを同時に教える。
手直ししてもらった英文をネイティブ講師にテープ録音してもら
テープに起こした内容をまる暗記する。
暗記した内容を、レッスンの3分スピーチで発表する。
上記を繰り返し、話題を増やしてゆくと信じられないスピードで英語のスピーチ力が上達します。
なぜなら、暗記するのは教科書に書いてあることではなく、自分自身に関することなのですから。
しかも、それを書いたのは自分自身なので、多少手直しされても暗記することは、さほど難しくありません。
ちょと矛盾したようなことを言うようですが、私は英語の勉強に王道はないと思っています。どんな方法であれ、コツコツと勉強する人には必ず結果が付いてくるものです。
ところが、問題は多くの人がコツコツと勉強を継続できないという現実があることです。
その人々が勉強を継続できるようにするためには、短期で成果がでる方法で導き、上達する喜びを体験させてあげることだと思うのです。
それは、怠けものであった私だからこそできる発想だと思います。